2014年4月4日金曜日

所有楽器一覧(2014/9/16版)

所有しているリコーダーその他楽器について書かなければと思いつつ時間が経っておりますが,最近Twitterにも載せた写真を掲載します。
簡単なコメントも付けます〔◯は普段,◎は特に普段使っているもの)。

【フラジオレット】
平尾工房 xi ※2012年の横浜のコンサートでようやく日の目を見たとても小さな笛。本当に鳥にはふさわしいです。

【ガルクライン】
・Kûng 440Hz (xi) ※様々なリコーダー紹介用に。

【ソプラニーノ】

モーレンハウエル(キンゼカー)F管442H (xiii) ※初期バロックタイプ。〈イギリスのナイチンゲール〉が意外によくはまります。


・Friedrich von Huene F管415Hz (viii) ※良く鳴りますが,キンキンしません。

ヤマハABS F管442Hz (?) ※フォン・ヒューネが来るまでは大活躍でしたが,どうしてもキンキンします。

【ソプラノ】

・平尾工房(テイバーパイプ)D管440Hz xi ※2012年の横浜のコンサートでようやく日の目を見ました。3つしか穴がありませんが1オクターヴちょっとの音域が出ます。テイバー(太鼓)が欲しいところです。

◎斉藤エイク C管442Hz xiv ※反応が早くともかく軽く鳴る。鳴り過ぎるという感じでもあるので,慣らしをしてどのようになるか楽しみです!(写真右)

平尾工房エイク C管415/442Hz x ※替え管はピッチが違うだけでなく性格も違います。415のチェンバロと初期バロックのレパートリーを合わせるためにも大活躍(写真右)。

・メック (ルネサンス) C管440Hz (mm) ※平尾エイクが来るまでは大活躍。

・鈴木楽器ガナッシ C管442/466Hz* x ※調整中。

◎平尾工房エイク C管466Hz ix ※ファン・エイクや初期バロックを吹くのに大活躍。


・竹山木管製作所 C管415Hz viii ※実はあまり出番がありません。一度コルクの巻き直しをしました。

鈴木楽器 C管442Hz* x ※19世紀のレパートリーを吹くのに使うようになりましたが,音程がやや特殊です。

○全音ABS (ステインズビーJr) C管442Hz (?) ※高音が出にくいのは楽器のせいだと思ってましたが,吹き方を変えたら良く鳴るようになりました(汗)。

【アルト】
・平尾工房(中世タイプ)F管440 xi ※右手小指の指穴が遠いのと調律をピタゴラスにしていただいたので出番がありませんでしたが,2013年に中世の曲を吹く機会があったことで日の目を見ました。


◎Adrian Brown (Ganassi) G管442/466Hz (ix)
 ※ルネサンスから初期バロックで大活躍の笛。2014年フェアで徳永さんに調整していただきました。

モーレンハウエル(キンゼカー)G管442Hz (xiii) ※第3オクターヴで駆け回るディミニューション用に。あとは意外に19世紀のA♭管チャカンの代わりに。

Diogo Leal (Ganassi) F管442/466 xii ※Facebookで知り合ったポルトガルの製作家作のガナッシ。指穴がとても大きいのが特徴で,恐ろしく大きな音がします!運指も一部彼曰く「それほど標準的ではない」ものがあるが,リコーダーの文献を見てみるともっと古い運指なのかもしれません。

モーレンハウエル(キンゼカー)F管442Hz (xi) ※神戸松蔭のクリスマス・コンサートのピッキで日の目を見ました。

・鈴木楽器 (ガナッシ) G管442/466Hz* x ※こちらもだいぶ慣れてきました。


◯平尾工房(ブレッサン) G管415Hz xi ※山岡先生のコンサートで2度にわたって聴き,福岡古楽音楽祭などのフェアでも試奏してみてほれ込んだ,待望のフラウト・イタリアーノ!可愛らしく甘い音(写真)。

・Guilliam Turner (Bressan) F管392/410Hz (viii) ※410はオリジナルのピッチだと思いますが,415よりほんの少し低いだけでもずいぶん違って聞こえます。392でオトテールなどのフレンチを。調律が独特。2014年フェアで徳永さんに調整していただきましたが,そのうち音程も調整してもらう予定です。

・竹山木管製作所 F管415Hz xi ※パワーのあるリコーダーが欲しくて作成してもらいました。同時期に制作していただいたローズウッドのとかなり迷いましたが吹いてる側よりも聴いている側によく聞こえるようです。

◯鈴木楽器 (ステインズビーJr) F管415Hz x ※ボックスウッドの人工象牙付で音はしっかりしていますが,割と繊細な笛です。


○竹山木管製作所 F管415Hz* viii ※楓ですが年数を経て良い感じになってきました。

◎竹山木管製作所 F管442Hz xi ※こちらもパワーのある442のリコーダーが欲しくて作成してもらった人口象牙付き。ほんの少しキズがあるために割り引かれていたけど,目立たないし演奏には支障がなくてとてもお得な1本。選定の時に山岡先生がおられたので,先生にも見立てていただいた自慢の1本でもあります!

○竹山木管製作所 F管442Hz viii ※楓でもこちらは意外にあまり変化を感じません。19〜20世紀のドソロで活躍ですが,現代楽器と合わせるには少し力不足。


○全音ABS (ブレッサン) F管442Hz (?) ※木のリコーダーが来る前までは大活躍。落として足部管が一部崩壊(泣)。ボンドでくっつけています。

【ヴォイス・フルート (D管テナー)】
◯Tim Cranmore (Denner) D管392/415/442Hz (viii)
 ※よく吹いていますが,モダンと合わせる時に442が案外大活躍。392はフレンチ (ヴェルサイユ)・ピッチとして。音程が少し独特。

◯竹山木管製作所 D管415Hz* viii ※最もよく吹いている1本。トラヴェルソの曲を吹いていました。

【テナー】
平尾工房(ガナッシ)C管440Hz xiI ※本当は展示用で売る予定がなかったものを譲っていただいた貴重な一品。それでも調整に時間が必要でしたが,とてもよく鳴る楽器です。

・モーレンハウエル(キンゼカー)C管442Hz (xi) ※初期バロックのコンサートのために急遽購入。平尾工房のが来る前までは活躍。


・メック (ルネサンス・コンソート) C管440Hz (x) ※買わないはずのフェアでしたが,良い音で型落ちの破格値だったので(写真)。ただしあまり大きな音では鳴りません。


・竹山木管製作所 C管415/442Hz* x ※442はD管のフレンチ・ピッチとしても利用。415は特に少し運指が違います。

【バス】
・ヤマハ F管415/442Hz* x
 ※2012年のトリオのコンソートのために慣らしが済んで,良い音で鳴ってくれるようになりました。

モーレンハウエル(キンゼカー)F管442Hz (xiv) ※バスで1つと思ってあるコンサート用に買って,そこでは吹かなかったのですがなかなか良いです。

【フラウト・トラヴェルソ (バロック・フルート)】
◯アウロスABS(ステインズビー・ジュニア)415Hz (ix)
 ※通称「蛍光灯」。前田りり子先生時々レッスンを受けており,それ以外の時には様々な曲を吹いています。

・アウロスABS(グレンザー)442Hz (?) ※評判は良くないようですが,軽い感じで鳴ってくれます。

【ルネサンス・フルート】
○Tardino Tenor D管 440Hz(xiv)素朴,透明感という言葉で言い表せない面白い一品。

【バロック・ギター】
◎クリストファー・ラージ作 5コース・バロック・ギター(ヴォボアン・モデル)(xiv) ※和音楽器はやはり間違いなく楽しいです♪

14 件のコメント:

  1. 待望の平尾エイクがやってきたので追加し,写真も2点追加して,文章もいくらか加筆・修正しました。

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  2. 待望の平尾G管アルト(フラウト・イタリアーノ)415がやってきたので,写真とともに追加しました。

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  3. ガルクラインを追加して,その他の記述もアップデートしました。

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  4. 竹山のアルト415黒檀について追記しました。

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  5. こんなに持っていらっしゃったんですね。
    これから初めて木製リコーダーを手にする予定ですが、
    予算面からすれば、まだ試奏をしていない段階ですが
    カステロウッド製かローズウッド製かな、と思っています。
              【広島の匿名^^】

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  6. 【広島の匿名^^】さん(笑)
    早速ありがとうございます!

    はい。「リコーダーは買い出したらあっという間に増える」というのは本当でした(笑)。
    色んなレパートリーをやってるうちに,それに合うモデルを揃えていったらこうなっていったという感じです。

    でも初期バロック(ファン・エイクやイタリア初期モノ)のレパートリーをするためには,それ用のスコーンと抜ける感じの音の笛があった方がやはり良いなぁと思っています。

    さて,カステロとローズではかなり性格が違いそうな気がしますし,値段も結構違うと思います。とはいえ,実際に吹いてみて好みにはなりますし,吹きやすさも同じメーカーでも個体差がかなりあります。

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  7. 先日、リコーダーフェアに行きまして、いろいろと
    試奏した結果、タケヤマのメープル製のアルトに決めました。
    他に100本くらいあったのですが、「音が大きいなあ」という
    印象でした。ついでに、415Hzのバロックピッチのタケヤマ
    アルトがあったので、ついでに試奏してみました。
    やはり音が低いですが、包み込むような温かさが、とても
    印象てきでした。本当はその415Hzの音が一番
    好きだったのですが、身近にある他の楽器とピッチが
    合わないということで、この度はあきらめました。

    ...これから、また、木製アルトが増えそうな予感です^^

    【広島の匿名^^】

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  8. 遅くなりましてすみません!

    竹山の442楓ですか!私も持っています。
    最初の頃に買った木製リコーダーなので愛着があります。

    あ,音が大きい方が本当は良いですよ。
    私はモダン・オケのアンサンブルと一緒に演奏する時のために,音量のある442アルトを黒檀またはグラナディラで作ってもらいました。
    まだ試奏に行っていないので楽しみにしているところです。

    415は確かに回りに会わせる人がいないと使い甲斐がないですよね…。

    そのうち合奏しましょう!

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  9. 合奏、やはり楽しいですよね。

    私の場合は、MIDIで伴奏を作って、それに合わせて
    演奏しています。最近のお気に入りはAine Minogueの
    Celtic Lamentationsに収録されている
    Caoineadh Na Dtri Muireの一部をMIDIにしてみましたが、
    これがまたいい曲です!

    あと、チェンバロ伴奏CD付で
    リコーダー愛好家のための楽譜を出版している会社制作の
    CDにも合わせて演奏していますが、そのWebpageを
    見てみると、Musica Antiqua Ohmiさんの
    お名前と演奏会の案内が書いてあってビックリしました。

    【広島の匿名^^】

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  10. 前の2011年以降,ルネサンスおよび中世のタイプばかり増えましたので,追記しました。
    ・バードフラジオレット〔平尾工房〕
    ・テイバーパイプ〔平尾工房〕
    ・中世タイプ〔平尾工房〕
    ・ソプラニーノ(キンゼカー)(モーレンハウエル〕
    ・アルトF(ガナッシ)(Diogo Leal)
    ・アルトF(キンゼカー)(モーレンハウエル〕
    ・アルトF442〔竹山〕
    ・テナー(ガナッシ)(平尾工房)
    ・テナー(キンゼカー)(モーレンハウエル〕

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  11. 写真を4つ追加しました(リコーダーとしては6つ)。

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  12. ルネサンス・フルートやバロック・ギターの情報を追加しました。

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  13. 斉藤エイクを写真とともに追加して,その他に少し書き足しました。

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