2011年7月17日日曜日

古楽講習会 (7/16)(竹内・笠原・上野の3氏による)

京都に初期バロックをされている方がおられると聴き,その後情報を集めて参加したいと思っていた講習会に出席しました。

講師は竹内太郎氏(リュート,バロックギター),笠原雅仁氏(主に歌,演奏法や解釈),上野訓子氏(旋律楽器)という豪華メンバーで,太郎氏が主にリードされて笠原氏と上野氏が必要に応じて補足されていました。今回旋律楽器が私だけだったので,上野先生から旋律楽器の表現の仕方やコルネット(ツィンク)の初歩の手ほどきをしていただきました。

以下,Twitterでのつぶやきから,いくらか修正しながら転載します。

リコーダーでの初期バロックのレッスン終了。やはりすごく勉強になった!

コルネット(ツィンク)も初体験で音は出た(笑)。ほーっと息を吸うとちゃんと音程上がる。
私はたぶんコルネットを習いに行きそうな悪寒…(笑)。

リコーダーは適当な息でもとりあえず音が出るので、息をきちんとコントロールしているかどうかが達人かどうかを分けるポイントになりそう。

初めてリュートで伴奏していただいて楽しかったけど、太郎先生はこちらがかなりルバートしてもきちんとと付いて下さるし、逆にこうして!と仕掛けて来られる。勉強になるし面白い。

現在歌のレッスンを聴いてるが、ものすごく勉強になる。

テオルボのレッスン見学。いかにストレスのかからない姿勢にするか。でもどの楽器も同じだなぁ。

バロックギターのレッスン聴講。リュートもだけどタブ譜の上下がポピュラーと逆で、こちらの方が現実に即している。 細かな音が続く難しい部分は、音が意識されるようにするために、口で練習すること。

その受講生のバロックギターを「テンション強いよね。ちょっと貸して」といきなり全部半音下げたら恐ろしくよく鳴るギターに変身して「こっちの方がよくしゃべるでしょう?」というのには驚いた。そして弦が緩くなることで発生するノイズも子音をしゃべる要素として考えている。

今日も他の人のレッスンであったが、自分が苦手な所は音階でも適当な歌詞を付けてでも歌って自分でイメージを作った後で吹くと良い。

昨日は色んな段階の参加者がおられたけど,3人の先生とも否定的なことはほとんど言われない。必ずほめる部分を見つけて,こうしたらより良くなるということを示して下さる。ただ,ストレスのかかる無理な姿勢とか弾き方は徹底的に直すという感じ。

最後の太郎氏のレクチャーでピッチの話もされて,リュートなどのドソロのレコーディングなどだと現場に行ってみて,そこで色々なピッチを試されて決めるとのこと。大きな会場だと低くすることが多いと言っておられたような。ピッチは1つの結果とのこと。

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