京都に初期バロックをされている方がおられると聴き,その後情報を集めて参加したいと思っていた講習会に出席しました。
講師は竹内太郎氏(リュート,バロックギター),笠原雅仁氏(主に歌,演奏法や解釈),上野訓子氏(旋律楽器)という豪華メンバーで,太郎氏が主にリードされて笠原氏と上野氏が必要に応じて補足されていました。今回旋律楽器が私だけだったので,上野先生から旋律楽器の表現の仕方やコルネット(ツィンク)の初歩の手ほどきをしていただきました。
以下,Twitterでのつぶやきから,いくらか修正しながら転載します。
リコーダーでの初期バロックのレッスン終了。やはりすごく勉強になった!
コルネット(ツィンク)も初体験で音は出た(笑)。ほーっと息を吸うとちゃんと音程上がる。
私はたぶんコルネットを習いに行きそうな悪寒…(笑)。
リコーダーは適当な息でもとりあえず音が出るので、息をきちんとコントロールしているかどうかが達人かどうかを分けるポイントになりそう。
初めてリュートで伴奏していただいて楽しかったけど、太郎先生はこちらがかなりルバートしてもきちんとと付いて下さるし、逆にこうして!と仕掛けて来られる。勉強になるし面白い。
現在歌のレッスンを聴いてるが、ものすごく勉強になる。
テオルボのレッスン見学。いかにストレスのかからない姿勢にするか。でもどの楽器も同じだなぁ。
バロックギターのレッスン聴講。リュートもだけどタブ譜の上下がポピュラーと逆で、こちらの方が現実に即している。 細かな音が続く難しい部分は、音が意識されるようにするために、口で練習すること。
その受講生のバロックギターを「テンション強いよね。ちょっと貸して」といきなり全部半音下げたら恐ろしくよく鳴るギターに変身して「こっちの方がよくしゃべるでしょう?」というのには驚いた。そして弦が緩くなることで発生するノイズも子音をしゃべる要素として考えている。
今日も他の人のレッスンであったが、自分が苦手な所は音階でも適当な歌詞を付けてでも歌って自分でイメージを作った後で吹くと良い。
昨日は色んな段階の参加者がおられたけど,3人の先生とも否定的なことはほとんど言われない。必ずほめる部分を見つけて,こうしたらより良くなるということを示して下さる。ただ,ストレスのかかる無理な姿勢とか弾き方は徹底的に直すという感じ。
最後の太郎氏のレクチャーでピッチの話もされて,リュートなどのドソロのレコーディングなどだと現場に行ってみて,そこで色々なピッチを試されて決めるとのこと。大きな会場だと低くすることが多いと言っておられたような。ピッチは1つの結果とのこと。
今はテオルボでの通奏低音を中心に活動しております。 お気軽に musicaantiquaohmi(at)yahoo.co.jp((at)は@に変更をお願いいたします) にご連絡いただれば幸いです。 湖国に住みながらなぜか阪神方面,名古屋,東京での活動が多い,テオルボ(キタローネ),バロック・ギター,(ルネサンス・)リコーダー奏者です(エレキベースやアコースティック・ギター奏者,合唱指揮者,オーケストラ練習指揮者も務めていました)。 本職は別にありますが,これまでリコーダーやバロック・ギターのコンサート,リコーダーや1750年までの(教会)音楽史,旧約聖書の音楽や原語のヘブライ語についての講演などを行っています。
2011年7月17日日曜日
2011年7月2日土曜日
フランス古典の優美な舞曲~ルイXIV世時代の器楽曲~(7/2)
京都産業大学
文化学部聴覚文化セミナー/音楽文化論特別講義コンサート2011
「フランス古典の優美な舞曲~ルイXIV世時代の器楽曲~」
■日時: 7月2日 (土) 開演14:00(開場13:30)
■場所:京都産業大学神山ホール大ホール
(〒603-8555 京都市北区上賀茂本山)
(京都市営地下鉄国際会館下車,京都バス40系統で10分。ただし土曜日はバスの本数が少ないので,国際会館12:58発,13:28発にお乗り下さい)
http://www.kyoto-su.ac.jp/access.html
■入場料:無料
■曲目:
ジャック・マルタン・オトテール「ル・ロマン」(1674-1763):
2本のフルートのための曲 ニ長調
アンヌ・ダニカン・フィリドール (1681-1728):
ソナタ第3番イ短調
フランソワ・フランクール (1698-1787):
ソナタ第2巻第6番ト短調
ジャック・マルタン・オトテール:
トリオ・ソナタ第5番イ長調
エリザベト=クロード・ジャケ・ド・ラ・ゲール (1665-1729):
《クラヴサン曲集第1巻》 第3番イ短調より
フィリベール・ド・ラヴィーニュ (c. 1700–1750):
ソナタ第6番ト長調《ラ・シミアンヌ》
マラン・マレ (1656-1728):
トリオ・ソナタ第2番ト短調より
■諳讚陣☆薔薇2(あんさんぶる☆ばらばら)
竹内 茂夫(リコーダー)
岡林 鮎美(バロック・ヴァイオリン)
岡林 淳子(チェンバロ)
■問い合わせ先: 竹内 茂夫(文化学部・音楽文化論担当)
メール: atake☆cc.kyoto-su.ac.jp ☆を@に変更してお送り下さい。
■後援:京都産業大学文化学部
※文化学部事務室へのお問い合わせはお控え下さい。
※京都産業大学文化学部の聴覚文化セミナーおよび音楽文化論の特別講義といたしまして,2009年より恒例としていますコンサートを神山ホールにて行います。広く皆さまに聴いていただければ幸いです。
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